神にゆだね、愛にゆだねた帰依者のように、人も同じようになるべきです。内側が空になるべきであり、神の愛にあなたを完全にコントロールしてもらいましょう。神に、あなたを通して導き行動してもらいましょう。あなたを通して神を反射させましょう。彼の栄光が永遠にあなたのマインドにありますように。彼のヴィジョンが永遠にあなたの目に映りますように。あなたの手をいつも彼への奉仕に差し出しましょう。そのようにすれば、あなたはいつも、彼の側にいることでしょう。あなたは彼の側で眠るでしょう。あなたはフルートのように彼と永遠に住むでしょう。- パラマハンサ・ヴィシュワナンダ、2016年8月23日
パラマハンサ・シュリ・スワミ・ヴィシュワナンダとのバガヴァッド・ギーター・コース最終日は、霊感と感謝でコースが締めくくられた驚くべき日でした。8日目は、スワミジはギーターの最後の章の第18章だけを解説しました。あと一章を残すところで、スワミジは一日中を使ってクリシュナ神とアルジュナの間の輝かしい会話の最終部を説明しました。
行為や行為の結果に対するいかなる執着もないのは、サトヴィックとみなされます。もしあなたのハートが、報酬に対して、それから得るものに対して、人びとがどのように見るかに対して、彼らが何を見るのかに対して無執着であるのならば、これはほんとうの放棄です。あなたはなんの評価も期待しません。あなたは平静にそれを行います。それでこれがキリストが聖書の中でも言ったことではありませんか?違いますか?彼は言いました。もしあなたが祈りたいのなら、そのことをひけらかさないように。最も奥の角に、静かで隔離された角に行き、父に祈りなさい。彼があなたを見ていることを知りなさい。
ですから、誰にも気づかれることなく行われたそれらの行為は、「私がこれをやった。私があれをやった。私はこれを与えた、あれを与えた。」自分はマインドにこうしたことさえ浮かばない時の行為は、真の放棄であるとバガヴァーンは言いました。「自分が軽々と何億も放棄したとを人々が覚えているために、自分は放棄をしているのではない。」 - パラマハンサ・ヴィシュワナンダ、2016年8月23日
第18章、モークシャ・サンニャーサ・ヨーガ(放棄による解放の道)で、アルジュナは最後の質問をクリシュナにします。それらは全てが一点を指し、完全な認識である、解脱への道を明らかにしています。たくさんのテーマ議論した後、クリシュナは、解脱に導く3つの道に、特別な強調を置きました。カルマ・ヨーガ、ジャーナ・ヨーガ、そして最も重要で、バガヴァーンに最も強調した、バクティ・ヨーガ。
クリシュナは、それから彼の教えを終え、その要約をアルジュナに説き、受け取ったこれらの教えとともに彼が自分の弟子がどうするよう望んでいるか、についての明確な指示を与えます。章の終わりまでにアルジュナは完全に変容し、無知と幻滅感を払いのけ、アルジュナは今やマハーバーラタの戦いで闘う準備が整います。
至福が自ずと目覚める時、全てが変容し、浄化されます。この至福は永遠となります。バガヴァーンは、至高の至福、サッチターナンダについて話しています。この永遠の喜び、それは今日来て明日にはなくなっているものではありません。誰にも依存しません。サトヴィック(純粋な)状態にいる人、彼らはいつも、この上なく幸せな状態に浸っています。言うなれば、自己実現に向かって歩いている時、サーダナをしている時、あなたには自分のサーダナをするこの喜びがないといけないのです。
神を実現した魂の人たち、神の愛を切望している帰依者たち、彼らは絶え間なくその愛に焦点を当てているべきです。彼らがこの愛にもっと集中すると、9つの献身のステップを通過します。その過程で、5種類すべてのバーヴが目覚めます。その人の質、幸福、これが全て自ずと目覚めるでしょう。真の幸福を得た時、この幸福は、全ての方向に投影されます。この幸福は全てを浄化します。この幸福は全てを啓発します。彼らは、彼ら自身が、神の愛の模範になります。彼らは、なんの心配もなんの努力もなく、彼ら自身になります。物事は、彼らを通して自然と起きます。
おわかりのように、あなたに出会う人びとはしばしば、あなたがこの神の質に集中し、神の名を唱えているので、あなたと居たがります。彼らはあなたから何かをもらいたいわけではなく、単にあなたという存在の側にいるだけで、彼らは幸せを感じています。あなたの側にいるだけで、彼らは穏やかな感じがするのです。
これが、帰依者たちの中にある真の幸福の反射です。彼らはこの深い切望、憧れを彼らの周りに放射します。そして人びとは、あなた方と一緒にいることに多大な喜びと平和を見つけます。彼らはあなたから何かをもらいたいわけではないのですが、あなたは常に与えている状態にあります。あなたが与えているものは、物質的なことや物を通してではなく、あなたのバイブレーションを通して、あなたの神との神聖な繋がりを通してのものです。神の愛への没入を通して、あなたは、絶え間ない輝きと供給の源になります。これはあなたの内面のサトヴィックな幸福です。そしてここでバガヴァーン・クリシュナは、「私の帰依者はこの幸福を持っている。」と言いました。- パラマハンサ・ヴィシュワナンダ、2016年8月23日
解説の最後に向かって、パラマハンサ・ヴィシュワナンダは、66節(第18章)がシュリーマド・バガヴァッド・ギーター全体の中で最も大切な節であると説明しました。(「全てのダルマ(義務)を放棄し、私だけを拠り所としなさい。私があなたを全ての罪と悪から解放します。嘆き悲しまないように。」- クリシュナ神)
「これは、ギーター全体の中で一番重要な節です。これは、私たちサンプラダーヤが大切にしている最も重要なフレーズです。これは、シュリ・サンプラダーヤの主な教えです。「全ての義務を放棄し、私だけを拠り所としなさい。」義務は1つしかありません。それは、神の御足に身をゆだねることです。
ここで、バガヴァーン・クリシュナご自身が、アルジュナに思い出させます。「あなたは、いかなる規則にも集中する必要はありません。一旦身をゆだねたなら、真にゆだねた人たちにとって、神の御足に身をゆだねることに没頭した人にとって、全ての規則は無くなります。全ての規制も消え去ります。なぜなら、放棄それ自体が、全ての概念を手放し、神の御足への避難することが、至高の気づきを呼び起こすからです。
そして、バガヴァーン・クリシュナ彼自身が言いました。「私は至高の神です。全ての形に化身しているのは私自身です。私が至高の人格です。私が全ての背後にある存在です。私以外に誰もいません。もしあなたが私にゆだねるのであれば、あなたは何ものに対しても無執着になります。」
それが義務です。それ自体が全ての創造物の至高の義務です。この宇宙全体に生きている存在全ては、たった一つの目的を持っています。主に至ること、永遠に彼と共に生きること、その気づきを得ること、クリシュナ神が、最も偉大な幸福を祈る人であり、全ての存在の保護者であり、支援者であるということに気づくことです。
心配するべきではありません。嘆き悲しむべきではありません。それぞれの内に、純粋な愛だけを持つべきです。主とのこの関係性を作るべきです。深い尊敬で彼に至るべきです。あなたが何をしようと、あなたのマインドはいつも神の御姿に浸っているべきです。あなたが何をしようと、彼ほど近しい存在などいないことを知っていなさい。あなたが人生の中で何をしようと、義務はこれだけです。愛をもって彼にゆだねることを」- パラマハンサ・ヴィシュワナンダ、2016年8月23日
夕方にコースは終了し、その後非常に盛り上がったキールタンが行われました。テントの前から後ろまで、全ての人が踊り、神の名を歌いました。コースは間違いなく大成功でした。コース全体を通して、パラマハンサ・ヴィシュワナンダは、理解できるようにシンプルに教え、霊性の道は、人びとが思っているほど複雑なものではないことを示しました。スワミジは、この終わりの言葉で解説を終えました。
「私たちは、クリシュナ神があなたの中にあるこの愛を目覚めさせるよう、そして、あなたの献身と彼への愛が育つよう祈ります。彼が求めているのはこれだけです。愛と献身です。どのようにして?マインドを明け渡し、献身を持って御名を唱え、そして彼を愛することです。ジェイ・グルデーヴ!」- パラマハンサ・ヴィシュワナンダ、2016年8月23日
パラマハンサ・シュリ・スワミ・ヴィシュワナンダのバガヴァッド・ギーターをまとめたこの8日間のブログをお読みくださり、ありがとうございました。ジェイ・グルデーヴ!
パラマハンサ・シュリ・スワミ・ヴィシュワナンダのバガヴァッド・ギーターをまとめたこの8日間のブログをお読みくださり、ありがとうございました。ジェイ・グルデーヴ!
ギーター・コースの間、多くの参加者のための偉大な資料は、新しいシュリーマド・バガヴァッド・ギーター:韻文と訳本 です。この本は、英語の訳がついたバガヴァッド・ギーターのサンスクリットの韻文を含んでいます。特定の部分についてのパラマハンサ・ヴィシュワナンダの短い引用文、マハーバーラタの家系図、サンスクリットの発音の解説も含まれます。次のサイトからこの役に立つ本についてもっと知ることができます。