今日はグルジの最初の試みである沈黙の静養期間の最後の日です。私はグルジと
参加者一同の、こんなにも平和で魅惑的な甘さを体験出来て、大変嬉しく思って
います。
初めは第一夜を沈黙のうちに過ごすことになっていましたが、グルジは気前良く、
私達がお互いに挨拶を交わし、話し合うことを許してくれます。こうして沈黙の
開始は火曜日の朝6時に変更されます。
第一夜の夕食前、グルジは徹底した
沈黙の本質、又その意義と最高の静寂に至る過程を説明します。
私達はグルジから神様の知恵を授かった後、この土地に住む信者達の美味しい
食事を満喫します。 私達は皆幸せな気持ちで眠りにつきます。
翌朝は
7時半にグルジの家の屋上でスタートします。参加者全員は沈黙のうちに、
海と日の出を拝みながら、ババジの「太陽礼拝」を行います。
そしてその後に全員でメインクリヤの1と2を実習します。
グループ全員は胸一杯に平和を抱きつつ、黄金の太陽が水平線の彼方に昇る様子を
見守ります。近くの浜辺に打ち寄せる波の音以外には、何も聞こえて
来るものは
ありません。その後皆は朝食に集合する為、それぞれの部屋に戻ります。
10時半、グルジは皆でジャパ(数珠を手に神の名を唱える)を行いながら歩くことを
提案します。するとまるで目に見えない力に吸い寄せられるかのように、
全員がグルジの家の前に集まって来ます。皆が忍耐強くそれぞれ心の主を
待ちわびる様子は真に心暖まる光景です。グルジは幸せそうに皆の愛情に応え、
全員を約2時間に渡るジャパ歩行に導きます。私は少し離れた所から見守りながら、
羊の群れを神様の許に導く、善き羊飼いのことを考えずにはいられませんでした。
火曜日に行われたこのジャパ歩行は、木曜日にも繰り返して行われます。
この日グルジは私達を20メートルから30メートルの深さの峡谷に導き、
私達はそこで30分以上瞑想します。私達の心の主についてだけではなく、
心の主その人と瞑想する喜びを皆の顔に見るのは素晴らしい体験となります。
木曜日にグルジは私達を巨大な洞窟に連れて行きます。多くの者は1キロ以上も
深くこの洞窟に入って行きます。グルジは皆にライトを消すように言い、
私達は全くの暗闇で2時間近く瞑想します。信じられないほどの平和が感じられます。
光は全くなく、私達自身の規則正しい呼吸以外には何の音も聴こえません。
グルジは後でマハヴァタール・ババジが洞窟に現れたことを話します。
毎日の後半は、
外見では何も起こらなかったように思えましたが、内面は大変活気を帯びていました。
グルジは皆にそれぞれの部屋で、定められた瞑想をするように言います。
過ぎ去った
沈黙の日々を顧みると、参加者全員が日一日と穏やかになって行くのが分かります。
グルジの恵みと私達が彼の指示に従ったことによって、皆はそれぞれ変わっていきます。
グルジから授かったこの静寂は今後も私達と共にあることでしょう。
それは私達の心に深く入って行き、私達が望む時に神様の存在を感じることが
出来るようになるでしょう。
私はグルジの初めての沈黙の静養期間を見守り、
控え目ではありながら、それに貢献することが出来たことを大変感謝しています。
グルジは2014年、シュリ・
ピタ・ニラヤで後2回この沈黙の静養週間を
企画しています。私は心からこのレトリートに参加することをお勧めします。
それは素晴らしい、又思い掛けないやり方であなたの人生を
変えてしまうでしょうから…
ランツァローテから心を込めて
トゥルジダスアナンダ