2018年10月31日水曜日

スワミニ・ダヤマティ ダルシャンでのスピーチ

10月23日

皆さん今日は、
スワミニ・ダヤマティです。
今日は皆さんにモーリシャス出身の霊的マスター、パラマハンサ・ヴィシュワナンダをご紹介できることを、大変嬉しく思います。
若くして神実現をなしたパラマハンサ・ヴィシュワナンダはダルシャン(祝福)を通して、このうえない恩恵、気づき、そして喜びを与えてくれます。 またパラマハンサ・ヴィシュワナンダの眼差しは私たちのハートを開き、無限の愛を降り注いでくれます。そして私たちが何故ここにいるのか、何のために生きているのか、また私たちの目的は何なのかを教えてくれます。これは霊性への目覚めです。私たちの魂はこの目覚めを待っています。すべては理由があって起きているのです。あなた達がここにこうして座っているのも、私があなた達にこうして話しているのも、偶然ではありません。すべては神様のお計らい、神様の恩恵です。もしこの言葉が気に入らなければ「宇宙の法則」と言ってもいいです。そこに違いはありません。
世の中にはグルなど必要がないという人がたくさんいます。それは何故でしょう? それはあなたのプライドが許さないからです。そしてあなたはグルよりもよく知っていると思っているからです。そんなことはあるはずがないのに。
私たち人間は、神様がどんなものであるか知りません。 それを教えてくれるのはグルです。
あなたがここに生まれて来たのは、神様を知るためです。あるいは神様のことを思い出すためです。私たちは皆神様から来て、神様のもとへ帰って行くのです。私たちが神様を懐かしく思うのはそのためです。私たちがグルジの眼差しを見て「あゝ、やっと帰って来た」と思うのはそのためです。
あなたは真のグルに自分を托すことができます。グルはそのためにここにいるのです。
私はグルジに出会うことによって、またグルジの説く聖典を学ぶことによって、それを知りました。私たちは数えきれないほどのサムサーラ、輪廻転生を繰り返して、今ここにいるのです。
もしあなたが今世あなたのグルに出会ったなら、それは大きなチャンスであり、また大きな恩恵です。このチャンス、この恩恵を逃さないことです。グルジはチャンスは3回巡って来ると言っています。これをしっかりつかんでください。
神様にはいろいろなお姿がありますが、実際には一人しかおられません。ただ神様はいろいろな所にいろいろなお姿で現われるので、何人もおられるように思われるのです。
また、私たちはすでに多くの人たちが知っているように、一回きりの人生を生きるのではありません。魂は永遠です。何度も生まれて来ることによって、私たちには目覚めがあり、成長があります。そして最終目的は神を知ること、あるいは再び神に出会うことです。私たちは何らかの理由で、この霊性の道を歩むことを拒みます。
そこには怖れがあり、疑いがあります。それで今まで通り呑気に生きることの方を選ぶのです。
多くの人はそれが何千回、何万回という人生を繰り返す原因であることを知りません。それより恋人と映画を見に行ったり、美味しいご馳走を食べたりする方がいいのです。そうでしょう?
こうして神様を知ることに関しては、のびのびになります。大抵の人は「まだ時間はある」と
考えます。ところがそうではありません。あなたの悲しみ、苦しみ、落胆、絶望がそれを表わしています。あなたの一番の悲しみ、あるいは一番の苦しみについて考えてください。何のために
それを体験するのですか? それを手放すため、そこから抜け出すためです。そこにどっぷり浸かるためではありません。それを知ってください。また、理解してください。
私はよくグルジがこのように美しいのは何故かと訊かれます。それは外側の美しさではありません。それは内側から表われている美しさです。それは私たちが怖れることなくグルジに近づけるように、慈悲深い神様がそうしてくださっているのです。
私たちは心の奥底で私たちのグルの存在が本物であることを知覚します。これは神様の恩恵です。
これはグルへの信頼、グルへの愛を強化します。グルを信じることは自分を信じることでもあります。これは大変大切なことです。またあなたの存在価値を高めることです。それによって神様への距離は縮まり、あなたは神様に近づきます。そして、これこそあなたの望むことです。
このグルとの聖なる、また親密なる出会いを楽しんでください。そしてこの神様に近づく機会、
喜びを充分に味わってください。


10月24日

皆さん今日は、
スワミニ・ダヤマティです。
昨日は皆さんにモーリシャス出身の霊的マスター、パラマハンサ・ヴィシュワナンダについてお話しました。
私たちの人生において最も大切なことは、神様について知ることです。神様を渇望することです。
この渇望がなければ、神様を知ることはできません。そしてこの渇望は誰の心にもあります。
もしあなたが自分の心に素直であったら、あなたはこの渇望を感じることができます。それは風に吹かれて鳴る鐘のようなものです。また青空に浮かぶ白い雲のようなものです。あなたの心の中はこの渇望で一杯です。それはあなたを幸せにします。これが神様に対する渇望です。
これは霊性の道を歩む第一条件です。
次に大切なことは、自分のダルマを知ることです。ダルマとは義務、役割、自分のなすべきことです。真のダルマは、それを思うと、胸一杯に響き渡ります。この究極のダルマは、誰しもが最初から授かるとは決まっていません。何回もの生を受けて、初めて本当のダルマに巡り会うこともあります。差し当たって、あなたが現在していることが、あなたのダルマです。それはありきたりな、あなたにとってつまらないことかもしれません。でもそれをありがたく受け入れ、最善を尽くすことが、神様のご意思です。あなたよりも素晴らしいと思われるダルマを持っている人を羨んではいけません。ダルマは一つずつ成し遂げていかなければなりません。神様はあなたの現在のダルマに満足されると、次のより大きいダルマをくださいます。例えそれがどんなことであっても、素直に従うことです。あなたにとって、それが最高のダルマなのですから。

パラマハンサ・ヴィシュワナンダは私たち皆が菜食主義者になること、また動物を殺さないことを望んでいます。日本領土が数多くの天災に見舞われることは、我が国内で数多くの鯨や海豚が殺されることにつながっています。これはとても悲しいことです。自然は常に起きている現象のバランスを取ることを要求します。従ってこの数多くの天災が、我が国のカルマにつながっていることは、誰でも理解することができます。国のカルマがどのような災いをもたらすかを知ってください。

3週間程前、私たちは数多くの海豚が追い込まれて、殺される和歌山の太地町にある入江を訪れ、死んだ海豚の霊のため、そしてこの殺戮の行なわれている土地を癒し、浄化するために祈り、繰り返し OMC を行なって来ました。皆さんもこの罪なくして殺される海豚のために祈ってください。そしてどうしたらこのように残酷な行為をやめさせることができるかを考えてください。この責任は私たち皆にあります。私たちは皆我が国を愛し、そして同じように我が国の平和を願っています。ですからそれに反するようなことはすべきではなく、また考えるべきでもありません。
深い祈りは神の祈りとなり、心の奥底に設置されます。そしてもう離れて行くことはありません。
私たちはその祈りを胸に抱いて生きて行きます。それについて瞑想してください。そしてあなたの愛を送ってください。