サンスクリット語でバクティ・マルガは献身への道の意味です。この道は私達を自分自身の心へ導く、一つの生き方です。これは私達を真なる自己である、神の愛に結びつけます。魂が目覚めると、心の奥底に、自分を変えたいという、深い願望が湧いて来ます。これを知ることは驚嘆すべきことですが、まずは摑みにくく思われます。そこでこの献身の道が、呼びかける魂に対する答えとなるのです。バクティ(献身)は私達に神へ向かう幾つもの扉を開いてくれます。私達には様々な道を見極めてから、自分の道を選ぶ自由があります。魂が完全にバクティ(献身)に浸りきると、そこから神の愛が目覚めて来ます。そしてそこから自分自身を無条件に受け入れる気持ちが生まれ、周囲の人々に向かって純なる愛が流れ出します。このようにして心の中に神の愛が生まれると、この愛を日常他人にも与える自信が育っていきます。誠実な献身は人生を自然に発展させます。くせのある性格は解かれ、姿を消します。それによって喜びが生まれ、生きることに対する姿勢が、新しく楽天的な態度に変わっていきます。そしてそこには全く新しい存在の次元が開かれます。神の愛が人生のあらゆる面に滲み透って、人とその周囲をポジティブな方向へと変えていきます。シュピリチュアルな教師であるシュリ・スワミ・ヴィシュワナンダは真実で、純な愛を表現しています。彼の生き方と愛に満ちた存在は、献身をどのように日常生活に取り入れて生きて行くかを知るのに、大変素晴らしいお手本となっています。シュリ・スワミ・ヴィシュワナンダは献身に生きています。