ダルシャンという言葉はサンスクリット語に基づいています。ダルシュは見るとか光輝を受けるという意味です。それは神殿の神像、霊的な指導者、ヨーギー、あるいは尊敬する人物に出会うということです。
スワミ・ヴィシュワナンダのダルシャンは、マスターとの出会い、そしてその祝福を受けることを意味しています。ダルシャンのプログラム進行中、スワミ・ヴィシュワナンダは神に歌いかけたり、瞑想を指導したりします。ダルシャンの際には全員が順番に前へ出て、各々個人的に祝福を受けます。祝福は跪いて、又は立ったままで受けます。祝福が与えられている間は、バジャンが歌われ、誰もが一緒に歌ったり、あるいは瞑想したり出来ます。
「私は人々の額と後頭部に触れてダルシャンを行います。私がメドゥラ(後頭部の一点)と額のアジナ・チャクラ(第三の目とも言われている)を同時に押すことによって、私達の身体を支え、又私達の身体を流れている、神から与えられた生命力が一点に集中して、心臓に送られます。このエネルギーは心臓をより強く振動させ、これを開くのを助けます。それは又このエネルギーに欠ける身体の様々な部分にも送ることが出来ます。大切なことは、ダルシャンを受けた人が感じる愛は、自分の内部に存在する、自分の神なる魂の愛であると理解することです。
ダルシャン、あるいはマスターの祝福は助けには成りますが、悟りに繋がるものではありません。従ってこれは日頃の瞑想や内省、又その他の徹底した霊的な実習には成りません。それにもかかわらずダルシャンは、神の名を歌う平和に満ちた雰囲気を通じて、この道を行く人の重要な支えと成り得るのです。
私の役目は、人々の心を開き、誰もが永遠の愛を内に抱いていること、そしてそれを無条件で他人にも与えることが、少しも難しいことではないと分かってもらうことです。」