2014年2月10日月曜日

シュリ・スワミ・ヴィシュワナンダのササング サルヴァドール、ブラジル

サルヴァドールにおける最初のイベントはササングで、それは町から約20分 離れた、
こぎれいなレトリート・センターで行われます。ここは交通の便が悪く、
そこへたどり着くのに1時間半もかかります!
グルジは何時ものように忍耐強く皆の質問に答えます。講演の初めに聴衆に 
ヒンドゥー教の文化について知っているかどうか訊くと、大抵の人は「知ら ない」
と答えます。 そこでグルジはヒンドゥー教の有名な人物と、又その
人生について色々話しをします。
中にはとてもいいお話があります。次の話はグルに対する非の
打ちどころの ない献身の力を表しています。 ある所に一人のグルがいて、
何人かの信者と一緒に村を歩いていす。 彼等は途中で、ある大きな木の
下にある井戸に通りかかります。グルが井戸を 覗いて見ると、
中の水が汚れているのが見えます。木の枝の一部が井戸口に かかって、
木の葉が中に落ちるからです。それで水は飲める状態になかったのです。
グルは思わず口に出して「木の枝が井戸口にかかっていなかったら、
 村中の人が何時でも清潔な水が飲めるのに」と言います。 すると生徒の
一人がいきなり木によじ登って、井戸にかかっている木の枝を
皆切ってしようとします。他の生徒達は全員で興奮したり、心配したりします。
皆はもし彼が次の枝を切ったら、きっと井戸に落ちて死ぬと思うのです。
皆は彼を引き止めようとしますが、彼は決心したように言います。 
「グルチの言ったことははっきりしている。僕は彼の願いを
叶えようとしているだけだ」彼等はこれを聞くと、グルジの所へ走って行き、
あの生徒はグルジの言う事しか聞かないようだから、引き止めてくれるよう
頼みます。グルジは彼を試して言います。「君にも分かっているだろうが、
次の枝を切ったら、 君は多分井戸に落ちて死ぬだろうよ」するとその生徒は
「構いません。あなたの願いを叶える為には喜んで死にます。」と答えます。
グルはこれを聞くと、只「オーケー」と言います。 さて生徒は本当に
井戸に落ち、全員はどうした事かと井戸端に駆けつけます。 皆は自分達の目を
疑います。井戸の底には蛇のアディシェシュがいて、その上に横になった
ナライェンが生徒を受け止めたのです。彼は無事だったのです。 
グルに対する非の打ちどころのない献身の力とはこの事です。
このような生徒には神様が全てをして下さいます。
ササングの後、グルジは大勢の人達と長い間話し込みます。彼等に忠告を与え、
又愛と祝福を贈ります。人々は初めてグルチと近づきになれて、本当に 幸せでした。