2015年5月21日木曜日

ナラシンハ・チャトゥルティ

5月2日はナラシンハ・チャトゥルティ
主ナラシンハの出現をお祝いする一日でした。

バクティ・マルガも世界中で寺院などに集まりお祝いしました。
世界7カ国からのその模様をお伝えします。

写真はこちらのFlickrアルバムからも御覧いただけます。

以前のブログで言及したとおり、シュリ・スワミ・ヴィシュワナンダは
南アフリカへと行き、ダーバンとヨハネスブルグでダルシャンとサットサングを行いました。
同行したシュリー・ピータ・ニラヤの居住者であるブラフマチャーリのアナンタナンダが
旅の思い出を話してくれました。


シュリ・スワミ・ヴィシュワナンダとシャンタ・ナラシンハ


アナンタナンダ(中央)
イギリスのバクティ・ナラシンハ寺院やシュリー・ピータ・ニラヤの模様だけでなく
世界各国からのお祝いの様子もブログの後のほうで紹介します。

-アナンタ・ナンダの旅行記

スワミと行ける南アフリカへの旅はいつも特別です。

この旅はスワミと現地の帰依者にとって極めて思い入れのあるものです。
なぜなら彼らは一年に一度しかスワミに会えないのですから。
彼と過ごせる一週間に彼らのすべての愛が溢れ出します。
そして彼らは最大限のもてなしをします。





南アフリカには私たちの寺院が2つあります。
一つは、ヨハネスブルグにあるマハ・ジュワラ・ナラシンハ寺院です。
マハ・ジュワラとは、燦然と輝く主ナラシンハとそのパワーを意味します。
彼の前に立ってみれば、この寺院を彼が支配しているのが分かります。
それはそれは美しいナラシンハです。
(※ナラシンハにはたくさんの形態があり、それぞれ別の側面を表しています。)



2つ目はスワミ・チャクラダラーナンダが住んでいるダーバンにある
マハ・シャンタ・ナラシンハデーヴ寺院です。
その名の通りシャンタです。(平穏、平安などの意味)
彼はとても穏やかで、まるでチャクラダラーナンダのようです(笑)
少しテディ・ベアのようにも見えませんか?とても可愛らしいです。




マハ・ラクシュミ・ナラシンハデーヴの前での祈りの儀式
この2つの地域において彼らは
大勢いる恵まれない子供たちや、親から見捨てられた子供たちへ慈善活動を行っています。
南アフリカ共和国ではエイズが蔓延しており、両親が先に亡くなることも多く
子供たちは孤児院に送られます。
私たちがスワミと過ごしている最中にも
彼らはそういった子供たちへ食事を提供しに行っていました。
100人くらいの子供たちがいたそうでしたが
この食事が1週間で唯一の食事である子供たちもいるそうです。

ヨハネスブルグでは、エイズ患者の人々が住んでいる家でサポートを行っています。
彼らにはあまり多くのものがありません。言うなれば何もない人生なのです。
彼らは自分は忘れられた存在であると思っています。
スワミが以前その場所を訪れた際に彼らに言った言葉を覚えています。
「覚えていなさい。人々があなたたちのことを忘れても、神は決してあなたを忘れません。」
そして彼らがお祈りをできるようにと、彼は小さなチャペルをヨハネスブルグに建てました。

---

イギリスにあるバクティ・ラクシュミ・ナラシンハ・テンプルでも
ナラシンハ・チャトゥルティが催されました。
また、リシ・ニキルアーナンダが招待され
グルギータのスワミジの解説を題材としたサットサングを行いました。

シェズからの体験談をお伝えします。

5月最初の週末、バクティ・マルガUKは、シュリー・ピータ・ニラヤからリシ・ニキルアーナンダを招待し、
一緒にナラシンハ・チャトゥルティをお祝いし、サットサングを行ってもらいました。

-ナラシンハ・チャトゥルティ

ロンドンのバクティ・マルガ・テンプルは西ヨーロッパ最大のナラシンハを祭っており
ナラシンハ・チャトゥルティは帰依者たちにとって最大のイベントの1つとなっています。



催しは、グル・プージャ、カラシュ・プージャ、ヤグナからスタートしました。







次にリシ・ニキルアーナンダが主ナラシンハが支柱の中から出現し
愛する帰依者プラフラーダを守るため
悪魔ヒラニヤカシプを殺した際のお話をしてくれました。
主ナラシンハは地球上に6時間しか存在しませんでしたが
地球上で最も崇高な6時間であったと彼は語ってくれました。



間もなくして主ナラシンハのダルシャンを受けることができました。
全能の形態である“ウグラ”ナラシンハです。
悪魔ヒラニヤカシプを殺した際にとった形態です。



主を讃える歌の後、主ナラシンハへのマハ・アビシェーカムが行われました。
その場にいた人々はデイティ(神)の放つその美とパワーに釘づけになっていました。

最終の3回目のダルシャンの前に
リシ・ニキルアーナンダがとても興味深いお話をしてくれました。
主ナラシンハの顕現の象徴的意義と
愛するグル、シュリ・スワミ・ヴィシュワナンダと歩む私たちの霊性の道の
類似点を話してくれたのです。
彼の話は極めて密度が高く、私たちはお願いして30分延長して話してもらいました。

彼の話が終わった時には、部屋をグルジの愛の恩寵が満たしているのを感じることができました。
夕方にあり栄光に満ちた最大のヤマ場である、最終のシュリ・バクティ・ラクシュミ・ナラシンハのダルシャンが近づく中
最後のキルタンでは人々は恍惚にナラヤナの数々の御名を歌いました。
カーテンが開かれると、ナラシンハは花輪と宝石と香水で着飾られていました。



今回もまた、グルジの恩寵により帰依者たちは魔法の夜を経験できました。
彼を讃える機会を与えられたことへ、霊性の道の上に私たちを置いてくれたことへ
神への感謝の気持ちを抱きながら。

グル・ギータ サットサング

5月4日の月曜日には、リシ・ニキルアーナンダによるグル・ギータのサット・サングが行われました。
グルジについて彼は途切れることなく3時間も語り続けてくれました。
時間は飛ぶように過ぎ去り、誰もが彼の話が途切れないことを願っていました。



リシ・ニキルアーナンダの話がここまで人を引き付けるのは
内容によるものだけではありません。
彼は自分がグルジとした数多くの体験を完全にありのままに正直に語ってくれるのです。
彼のその真正面からのアプローチが、聞き手と本当の意味で“共有”することを可能とします。
彼がグルジから学んだこと、彼がグルジとの経験で得た知識を共有できるのです。

グルジの代理人の人々がバクティ・マルガUKに出向いてくれることはいつも喜びを感じます。
リシ・ニキルアーナンダが再び私たちのもとを訪れてくれることを願っています。

---

スワミ・ケーシャヴァはヴァラ・ラクシュミ・ナラシンハとナラシンハ・チャトゥルティをお祝いするため
ポーランドのワルシャワへ行きました。











ロシアの帰依者たちは主ナラシンハ出現の見事な演劇を
アビシェーカムの前に行いました。









インドのワーラーナシーでも、帰依者たちが集ってバジャンを歌いプージャを行いました。







同じくケニアでも。







そして最後のトリはシュリー・ピータ・ニラヤです。

まず、グル・プージャから始まりました。
そして主ナラシンハをカラシュへと召喚しました。
(※カイラシュ:下図で壺の上にココナッツが乗ったもの、もしくはその壺)
すべてはシャンティにスタートしました。









ウグラ(or獰猛な)形態のナラシンハへの最初の祈りが始まると、だんだんと熱気を帯びてきました。











帰依者たちは何時間も踊り、キルタンを歌い続けました。
ウグラ形態のナラシンハのダルシャンを受け終わると
最後のアビシェーカムとアラティが行われ、
巨大なナラシンハ像を外へ運び出し、歌いながらの大行進が行われました。















プラモッドの手に持っているものが見えますか?よく見てみて下さい。



シュリ・スワミ・ヴィシュワナンダがビデオチャットで参加して下さいました。
私たちへ挨拶を送り、私たちと一緒にお祝いしていることをこうも分かりやすく示して下さいました。

世界中でのナラシンハ・チャトゥルティの様子を収めたFlickrアルバムのチェックをお忘れなく。
南アフリカ共和国滞在後に、シュリ・スワミ・ヴィシュワナンダが
特別にアビシェーカムを行うためにイギリスへ赴いた様子も見ることができます。

シュリ・スワミ・ヴィシュワナンダの主ナラシンハに関する御言葉(Just Love 3より抜粋)

「ナラシンガもしくはナラシンハの姿はほとんどの場合とても恐ろしい形相をしています。
しかし私たちがそれに恐怖を感じるのと同じように
私たちの内側のネガティブな性質を、魂は恐れています。
魂を危険にさらすものだからです。
ですがナラシンガの形態は単に恐怖を与えるためのものではありません。

私たちの内側のネガティブたちが“見ろ、私はこれほど偉大である!”と言い始めた時、
主は何をしてくれるでしょう?
彼は“あなたがすごいのは分かった。しかし私はさらにその上である!”と言ってくれるのです。
彼はさらに強力な姿を示してくれます。
そして、このウグラ形態、ウグラというのは怒りの形態という意味ですが、
私たちの内側の怒り、プライド、エゴを殺すためにこの形態をとり、
彼がそれらを超えた存在であることを示してくれます。
もし誰かが彼に意識を向ければ、彼はすべてのネガティブなものをその人から引きはがしてくれます。
でも、その人が全てを明け渡している場合だけです。
そうでないなら難しいでしょう。

あなたが人生で何かを成し遂げたい時、
あなたは自分のすべてをそこに注ぎますね。
あれも少しやって、これも少しやって、では上手くいきません。
あなたが目的地へと運んでくれるには2つのバスがあります。
直行便と各駅停車。
どちらに乗りたいですか?
急行に乗りたいですよね?
ではどのようにしたらその急行に乗れるのでしょう?
すべてを神に委ねるてしまうのです。
それが唯一の方法です。」


ナラシンハデーヴ キ ジェイ!!!






アートマ・クリヤ・ヨーガの講習がもうじき開催されます。
まだご存知でない方は下記リンクからどうぞ↓

アートマ・クリヤ・ヨーガ講習のご案内

7月10日~12日に開催されるバクティ・マルガ10周年記念祭のお知らせは以下のリンクからどうぞ↓

バクティ・マルガ10周年記念祭のお知らせ