◆主ナラシムハの神話②
その後、ヒラニヤカシプは三界を征服し
神々の王インドラの宮殿を乗っ取り
人々に神々の名を唱えることを禁じました。
傲慢にも自分を神と考え、自分の名を唱えることを強要しました。
ところがヒラニヤカシプの息子プラフラーダは
宿敵である主ヴィシュヌに帰依したのでした。
ヒランヤカシプは息子を小悪魔に仕立てようと悪魔の学校に送りましたが
プラフラーダは他の生徒を主の信者に変え、皆で神の御名を歌いました。
ヒラニヤカシプは息子を憎み、拷問にかけたり
次々と罠を仕掛けて殺そうとしました。
毒を飲ませましたが、主ヴィシュヌの恩寵により
毒は口の中で甘露に変わりました。
巨大な象に踏みつけさせましたが、無傷でした。
お腹をすかせたコブラと一緒に牢獄の中に閉じこめましたが
何事も起こりませんでした。
最後の手段として、プラフラーダの邪悪な叔母であるホーリカーの罠により
プラフラーダはホーリカと一緒に薪の上に座るように命じられました。
プラフラーダはホーリカと一緒に薪の上に座るように命じられました。
まだ小さかったプラフラーダがホーリカーの膝の上に座ると
ヒラニヤカシプは薪に火を投じました。
ホーリカーは火から自分の身を守る特別なショールを持っていました。
しかし、主ヴィシュヌにすべてを明け渡し
祈りを捧げたプラフラーダは、主の恩寵により
ホーリカーの身から離れて舞い降りてきたショールに包まれ、身が守られました。
祈りを捧げたプラフラーダは、主の恩寵により
ホーリカーの身から離れて舞い降りてきたショールに包まれ、身が守られました。
一方、ホーリカーは燃えて灰となってしまいました。
※主ヴィシュヌと主の偉大なバクタ(献身者)プラフラーダの
愛の関係性を崇拝する祝祭を、ホーリー(ヒンドゥー伝統の色の祝祭)といいます。
(つづく)
(つづく)