ディーワーリーはインドで最も輝いた最も盛大なフェスティバルです。ディーワーリーは“光のフェスティバル”とも呼ばれ、華やかな装飾の中、家族と友人が集まり、何よりも何百万人もの人々が神を崇めます。ディーワーリーがとてもユニークである最大の理由は、異なる宗教が共通点を持っていることです。例えばジャイナ教とシク教も独自の光のフェスティバルを実施します。このことは私たちの内なる光が同じ本質から生じていることを象徴しています。インド内でもディーワーリーの意味や背景は地域によってさまざまです。それでも基本原理は共通しています。
北インドでは、ディーワーリーはラーヴァナを倒しシータを救出したラーマ神のアヨーデョイヤーへの帰還を記念する日です。南インドではナラカースラがクリシュナによって見事に斬り殺された日とされています。西インドではヴィシュヌ神がバリ王を地底世界に送った日です。ベンガル地方など東インドでは、女神カーリーがバクラスラに勝利した日です。どこ地域であったとしてもディーワーリーは善の悪に対する勝利、ハートのマインドに対する勝利を讃えるものです。
このようなディーワーリーが表す普遍的な特徴に加え、ディーワーリーにはこれぞ祝日といった特徴がたくさんあります。「ライト、カメラ、アクション!」この言葉を聞いたことがありますか?ディーワーリーでは、「ライト!ライト!ライト!」です。派手な花火を打ち上げ、巨大な焚き火を起こし、陶製のランプを灯します。ディーワーリーはとにかく光です。なぜなら夜通し祝うお祭りですから。ディーワーリーは、無知の闇から神の光が自ずと顕現することを思い出す日です。これが一人ひとりの内に隠された本当の光です。
ディーワーリーは5日間の宴で、メインは3日目です。最初の2日間は「富のフェスティバル」とも呼ばれるダンテーラスで、マハーラクシュミー、クベーラ、ダンヴァンタリーへ捧げられます。伝統的にダンテーラスは、家や会社は掃除をし、飾りつけ、華やかさを増し、玄関にはランゴーリーと呼ばれる伝統的なアートが描かれます。色のついた米、粉、砂そして花などでを使って描かれるランゴーリーはインド中で目にすることができる重要なインド文化の1つです。ムッグ、コーラムなどたくさんの呼び名があるこのランゴーリーは、インド各所で独自のスタイルとデザインが存在するため、多様な模様で描かれます。ランゴーリーは奉仕と献身が表現される媒体にまで進化した伝統です。この複雑な幾何学模様を仕上げるには巨大な時間と献身を要します。
ディーワーリーの期間のランゴーリーのデザインでは、ディヤ、ディープというデザインが人気のあるものです。ランプを描いた模様です。ディーワーリーには、マハーラクシュミー自身が自分を歓迎してくれている場所を探して地球上を駆け巡ると信じられているため、人々は自宅のドアを開けっ放しにしてマーに対して祝福を求めている意思表示をすることがよくあります。また玄関へと通じる小道にマハーラクシュミーの足跡の模様のランゴーリーを描く慣習もあります。彼女の訪問を象徴しています。
総じて、ディーワーリーは間違いなくヒンドゥー文化に見られる最も盛大なお祭りの1つであり、オーストラリア、ヨーロッパ、アメリカなど世界中のたくさんの国々へと伝わっています。私たち皆の内なる光を世界中とシェアするために輝かせることが持つ意義を象徴しています。ディーワーリーは、光は私たちの周りに存在しているだけでなく、それはそもそも実は私たちそのものであることを思い出させてくれる日です。私たちは皆、神の愛の現れです。
ディーワーリーとダンテーラスへあなたを心からご招待します。もちろんシュリー・ピータ・ニラヤで行われるカルティク月のその他のイベントにも歓迎します。以降のカルティク月のお祝いのイベントは下記の日程で行われます。
1. ディーワーリーatシュリー・ピータ・ニラヤ(ドイツ-シュプリンゲン) – 2015年11月11日
2. カルティク・ナイトatシュリー・ピータ・ニラヤ - 2015年11月14日
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