2012年11月30日金曜日

スワミ・ヴィシュワナンダとの東インド巡礼の旅

2012年の11月、スワミ・ヴィシュワナンダは
信者40人のグループと共に、2週間東インドへ巡礼の旅に出ます。
約40人からなる今回のグループはドイツ、スイス、ポルトガル、
ポーランド、イタリア、ロシアなどから集まった信者達です。 
今回最初の滞在地はカルカッタで、ここでは幾つもの
重要な寺院を訪れました。例えばカリガートのカリ寺院、
そしてダクシネシュヴァールのカリ寺院、ここではシュリ・
ラマクリシュナと夫人のサラダ・デヴィの
部屋等も見学することが出来ます。カリは聖母様の一つの姿です。
カルカッタでは聖母テレーザの住居も訪れました。
そこには彼女の墓碑もあります。
スワミ・ヴィシュワナンダの巡礼の旅はその後シュリ・
ユクテシュワの住居があるセランプールへ向かいます。彼は有名な
「あるヨーギーの生涯」の著者であるパラマハンザ・ヨガナンダの
師匠です。ヨガナンダはその生涯の長い期間をここセランプールで、
マスターのシュリ・ユクテシュワと共に過ごします。
ボド・ガヤは仏教徒にとって最も大切な巡礼地です。ここには
仏陀がその下で悟りを開いたと言われるバンヤン樹があります。
その傍には広大な庭園のある、大きな寺院が建てられています。
ヴィシュヌ・パダム、ここには主ヴィシュヌの足跡が
残っています。ヴィシュヌはヒンドゥー教の
三位一体の一部と見られています。これは
神様の三つの姿から成っていて、創造主である
ブラマと破壊者であるシヴァに並んで、
ヴィシュヌは保存者としての姿を表しています。


数多くの滞在地を後に、今回の旅は最後の
5日間を聖地ヴァラナシで過ごします。
ヴァラナシは世界で最も古い地の一つです。
古くからの名前、ベナーレスやカシとしても知られています。
この町は、ここの人達にとって最も聖なる
ガンジス河に沿って横たわっています。
多くの人達が、火葬してもらうことを望んで、
死ぬ間際にここへやって来ます。そこには
町中からガンジス河に導く大きな石の階段があり、
人々は聖なる河に入って身を清めます。
又毎晩母神ガンガに敬意を表して、祭司達によるアルティ、
光の儀式が行われます。この宗教的な祈祷には
沢山の人達が集まって来ます。ある人達は階段や、
その下の広場に腰をおろして、又他の人達はボートに乗って、
ガンジス河からこの儀式を見守っています。
「あるヨーギーの生涯」に書かれているように、
パラマハンザ・ヨガナンダは何度もヴァラナシを訪れ、多くの
聖者と知り合いました。この格別な巡礼地で、我々のグルジ、
スワミ・ヴィシュワナンダと一緒に、シュリ・ユクテシュワの
師匠であるラヒリ・マハシャイの寺院を訪れます。


ここで今回の巡礼の旅は終わり、我々の愛する師、シュリ・スワミ・
ヴィシュワナンダと共に過ごした、様々な滞在地での数多くの
印象的な体験と経験を胸に抱いて、再び帰国の旅路に向かいます。