2013年12月24日火曜日

シュリ・スワミ・ヴィシュワナンダ: 聖母ミーラの許でバジャンを歌う

毎年クリスマスの訪れと共に、シャウムブルクのお城にある聖母ミーラの許で、
 毎日バジャンが歌われます。日毎に違うグループが歌い、昨日はバクティ・
マルガのグループが歌いました! バジャン・グループのメンバーは
皆でプログラムを組み、リハーサル後、早々に音響設備を整える
為シャウムブルクへ向かいます。
スワミ・ヴィシュワナンダは昨晩突然、この機会に聖母ミーラを訪れる決心を
します。早速電話が交わされ、聖母はこの速やかな決断を喜んで、
心からスワミジを歓迎します。
いよいよその時が来て、私達は40分でシャウムブルクに着きます。
聖母ミーラとスワミ・ヴィシュワナンダは控えの間で心からの挨拶を交わします。
そして ー連れ添ってダルシャン室へ行き、二人並んで演壇の席に着きます。
この二人をそこに見るのは、何という喜びだったことでしょう!
 何曲かバジャンを歌った後で、スワミジはマイクロホンを手にし、
持ち前の素晴らしい、暖かい声で聖母ミーラの為にバジャンを歌い、
聖母は手拍子を打って応えます。二人のデリケートな相互関係と相手に
対する愛情のこもった尊敬の念は、見ている者をうっとりとさせます。
お終いに私達は皆お茶とお菓子に招待され、スワミジは聖母ミーラにサリーを 
プレゼントします。私達は彼女がインドで建設した学校について、
又ここヴァルデッカー・ホーフで行われる子供達の瞑想について質問します。
心のこもったお別れの挨拶の後、私達はシュプリンゲンに戻ります! 
ここでは200人の信者がスワミジを待っていて、彼はまっすぐにテンプルに
行き、皆と一緒に歌います。この日聖母ミーラは、
その後2回に渡るダルシャンを行います。
神様の顕現体のこの世での義務は簡単なものではありません。
でも彼等は私達に常に休みなく神様の愛を与えてくれます。
例え私達にそれが分からなくても、 彼等は
何時でも私達のそばにいるのです!

2013年12月20日金曜日

シュリ・スワミ・ヴィシュワナンダの使命に貢献する

シュリ・スワミ・ヴィシュワナンダの信者は、皆それぞれ彼の使命に貢献し、 
広めていく責任を負っています。それはセンター内で暮らしていようと、
外部で生活していようと変わりありません。私達は皆神様から、それを
最高に活かして仕える為の特別の才能を授かっています。例えばイエス・
キリストの弟子達がしたように、世捨て人の格好をして彷徨い歩き、
人々に霊感を与えたりするようなことこそ出来ませんが、私達が授かった才能を
認め、これを最大限に活用することは可能です。 その良い例として合衆国の
スワミ・ヴィシュワナンダの信者の一人に「ガチョウのお母さん」と呼ばれる
人がいます。彼女はアトマ・クリヤ・ヨーガを伝授した後、 一度も
出会ったことがないのに、スワミに対する並々ならぬ愛情を感じ、
彼の使命に貢献したいという気持が強くなります。そして自発的にスワミの
写真を使って、カードを作り、合衆国のセンターを訪れるスワミの信者達に
配ります。最近合衆国を訪れたスワミ・クルは、ロスアンジェレスに
近いラグナにあるバクティ・ダクシュネシュワリ寺院に置いてあったこの
カードに目を止めます。彼は誰が作ったのかと尋ね、後になって、それが
ワシントン州のべリングハムにいる、ヴァラヒと知り合いの「ガチョウの
お母さん」であることを知ります。そこで彼女にもっとカードを作って、
ドイツのセンターに送ることが出来るかと訊きます。彼女は感激して、
すぐに出来ると答え、スワミに奉仕することが待ち切れない思いでいます。
現在このカードはドイツのセンターにあり、クリスマスとお正月を通して
売られました。カードは全て手作りで、スワミ・ヴィシュワナンダの様々な
モティーフを 描いています。それはプロの大会社で印刷された物では
ないかもしれないけれど、スワミを慕う信者の愛情が注がれ、
その為にかえってその価値を高めています。
このささやかな例は、私達が毎日スワミの使命に尽くせる幸せが、
どんなに大きな物であるか教えています。それと同時にセンター以外の
場所に住む信者にとっても、想像以上に色々な意味で貢献出来ることを
思い出させてくれます。 寄付金を送ったり、ダルシャンを訪れたりすることは
素晴らしい事ですが、 それ以外にも神様から授かった才能を活かして、
私達に考えられる限り、一番良い方法でスワミの使命に仕えたいものです。
その勤めは大きかろうが小さかろうが、 単なるクリスマスカードであろうが、
又スワミのことを友達に伝えるだけのことであろうが、その行いが心からの
ものであれば、それはスワミとその使命に仕えることになります。そして
最終的にそれは 私達の使命にもなるのです。 「自分の所有物は他人には
少ししか与えないものである。 ところが自分自身を与えるとなると、
すっかり与えてしまうことが出来る 」カーリル・ジブラン

2013年12月18日水曜日

ランツァローテの 5日間に渡る沈黙の静養期間 ー トゥルジダスアナンダ

今日はグルジの最初の試みである沈黙の静養期間の最後の日です。私はグルジと 
参加者一同の、こんなにも平和で魅惑的な甘さを体験出来て、大変嬉しく思って います。
初めは第一夜を沈黙のうちに過ごすことになっていましたが、グルジは気前良く、
私達がお互いに挨拶を交わし、話し合うことを許してくれます。こうして沈黙の 
開始は火曜日の朝6時に変更されます。 第一夜の夕食前、グルジは徹底した
沈黙の本質、又その意義と最高の静寂に至る過程を説明します。
私達はグルジから神様の知恵を授かった後、この土地に住む信者達の美味しい
食事を満喫します。 私達は皆幸せな気持ちで眠りにつきます。 翌朝は
7時半にグルジの家の屋上でスタートします。参加者全員は沈黙のうちに、
海と日の出を拝みながら、ババジの「太陽礼拝」を行います。
そしてその後に全員でメインクリヤの1と2を実習します。
グループ全員は胸一杯に平和を抱きつつ、黄金の太陽が水平線の彼方に昇る様子を 
見守ります。近くの浜辺に打ち寄せる波の音以外には、何も聞こえて
来るものは ありません。その後皆は朝食に集合する為、それぞれの部屋に戻ります。 
10時半、グルジは皆でジャパ(数珠を手に神の名を唱える)を行いながら歩くことを
提案します。するとまるで目に見えない力に吸い寄せられるかのように、
全員がグルジの家の前に集まって来ます。皆が忍耐強くそれぞれ心の主を
待ちわびる様子は真に心暖まる光景です。グルジは幸せそうに皆の愛情に応え、
全員を約2時間に渡るジャパ歩行に導きます。私は少し離れた所から見守りながら、
羊の群れを神様の許に導く、善き羊飼いのことを考えずにはいられませんでした。
火曜日に行われたこのジャパ歩行は、木曜日にも繰り返して行われます。 
この日グルジは私達を20メートルから30メートルの深さの峡谷に導き、
私達はそこで30分以上瞑想します。私達の心の主についてだけではなく、
心の主その人と瞑想する喜びを皆の顔に見るのは素晴らしい体験となります。
木曜日にグルジは私達を巨大な洞窟に連れて行きます。多くの者は1キロ以上も
深くこの洞窟に入って行きます。グルジは皆にライトを消すように言い、
私達は全くの暗闇で2時間近く瞑想します。信じられないほどの平和が感じられます。
 光は全くなく、私達自身の規則正しい呼吸以外には何の音も聴こえません。 
グルジは後でマハヴァタール・ババジが洞窟に現れたことを話します。 毎日の後半は、
外見では何も起こらなかったように思えましたが、内面は大変活気を帯びていました。
グルジは皆にそれぞれの部屋で、定められた瞑想をするように言います。 過ぎ去った
沈黙の日々を顧みると、参加者全員が日一日と穏やかになって行くのが分かります。
グルジの恵みと私達が彼の指示に従ったことによって、皆はそれぞれ変わっていきます。
グルジから授かったこの静寂は今後も私達と共にあることでしょう。
それは私達の心に深く入って行き、私達が望む時に神様の存在を感じることが
出来るようになるでしょう。 私はグルジの初めての沈黙の静養期間を見守り、
控え目ではありながら、それに貢献することが出来たことを大変感謝しています。
グルジは2014年、シュリ・ ピタ・ニラヤで後2回この沈黙の静養週間を
企画しています。私は心からこのレトリートに参加することをお勧めします。
それは素晴らしい、又思い掛けないやり方であなたの人生を
変えてしまうでしょうから… 

 ランツァローテから心を込めて トゥルジダスアナンダ

2013年8月8日木曜日

シュリ・スワミ・ヴィシュワナンダの討論会 (抜粋)


私にとって聖母様は何か抽象的な存在です。どうしたらもっと彼女に近づくことが
出来るでしょうか? 又それに役立つ実習、儀式のような物がありますか?

スワミ・ヴィシュワナンダ: もしあなた達が聖母様に近づきたかったら、
まず彼女は何時でも子供の傍にいるということを知って下さい。あなた達が
それを信じて呼びかけると、彼女はすぐにやって来ます。もしあなた達が
儀式などをして聖母様を喜ばせようと思ったら、その種の物は沢山ありますが、
余り簡単ではありません。正確に習わないと出来ないからです。
でもあなた達がもし子供が母親を愛するように聖母様を愛せるのだったら、
それが一番簡単な方法です。彼女はあなた達の傍にいるのですから。
あなた達が神様に会いたいと思ったら、神様は一番簡単な物の中に見つかります。
あなた達が祈ったり、歌ったりすると、神様は近づいて来られます。
無駄なことはありません。あなた達が聖母様にお祈りすれば、聖母様は
来られるでしょう。聖母様があなた達にビジョンを望めば、あなた達は聖母様の
ビジョンを授かるでしょう。でもあなた達にはその準備が必要です。
知性にはその準備が必要なのです。あなた達は知性を制御しなければなりません。
目的がはっきりしていると、方向が定まります。あなた達が集中すれば、
それだけあなた達は強くなります。

あなたは何故ヒンドゥー教のヴァイシュナヴァとロシア正教を(宗教の)
系統として選んだのですか?

スワミ・ヴィシュワナンダ: ヴァイシュヴァナと正教の神秘主義は似ています。
私は他の人達と同様にヒンドゥー教徒として生れました。ヒンドゥー教は生れた時に
特別な儀式を行う必要がありません。ところが他の全ての宗教は、
それに属する為決まった儀式を行わなければなりません。

私達の心に愛を呼び覚ます謙虚さをどのように育てたらよいのでしょうか?
(この質問に対しては沢山の参加者が答えます)

スワミ・ヴィシュワナンダ: あなたが自分を忘れると、コスミック・ラブ 
(神の愛) が目覚めます。そしてあなたの心はすっかり神様に捉えられてしまいます。
あなたは常に努力しなければいけないので、自分で出来ると信じているうちは
良いけれど、それが神様の業であることを忘れてはいけません。神様は全てです。
神様は何処にでも見出せます。

グルジ、聖書の言葉を実際にはどのように理解したらよいのでしょう? 例えば
「あなたが頬を打たれたら、もう片方の頬も差し出せ」という言葉があります。

スワミ・ヴィシュワナンダ: あなた達の務めは愛することです。相手が
愛していようがいまいが、それには関係なく。あなた達が愛していれば、
打たれようが、陰口を言われようが、何の関係もありません。あなた達は
只愛するのです。相手がくれる物にこだわらず、自分が与える物に気を
配りなさい。それがこの寓話の意味です。

グルジ、至福 (アナンダ) は神々や悪魔を育てるのですか?

スワミ・ヴィシュワナンダ: 私達は至福状態にあると、その特質を超越します。
ということは至福は良いとか悪いとかの特質を超えて存在するのです。
至福状態には良きも悪しきも存在しません。良い物も良くない物も育ちません。
私達は良い物と良くない物を超越します。至福は特質ではなく、状態です。

質問は続いて、 不死身とは解放、救済のことですか?

スワミ・ヴィシュワナンダ: 違います。半神は不死身でも、
義務に結び付けられている限り、解放されません。それに反して人間は
上昇すると、不死身の魂を実現し、救済されます。あなた達は限界のある物質に
結び付けられているのではなく、神の中にあって自由です。不死身な者が
座って観察している一方、自由を得た者は神に達するのです。

スワミジ、「エホバの証人」について質問させて下さい。彼等は
エホバだけが一番正しく、他の者は皆サタンに取り憑かれていると
信じています。何が真実なのか言って下さい。

スワミ・ヴィシュワナンダ: 神様はそれを聞いて笑っています。神様は
「私は多くの形/姿の一つである。私の本質は全て形/姿を持っている」
と言っています。それは多くの本質を持った同じ神様です。もし神様に限界が
あるとしたら、それは神様ではありません。神様は皆の心に住んでいるの
でしょう? それはどの神様なのでしょう?
ヒンドゥー教の、イスラム教の、キリスト教の 愛の神様のことです。
全てが消えた後に残るのは愛だけです。知性が無知を失うと、神様が現れます。
人々が信じ、 批判しない限り、何を信じても構いません。するとあなた達は
人間的に向上するでしょう。宗教が来る前にまず人間であることです。
これは大変大切な事です。あなた達は人類に対する敬意の念、人間に
対する尊敬の気持を抱かなければなりません。知性の窓を開いて下さい。
すると初めて明らかになります。あなた達の両親にあなた達に対する尊敬の
気持がなくても構いません。でもあなた達が彼等を尊敬するのは
とても大切な事です。

何故神様はマヤを創造されたのですか?

スワミ・ヴィシュワナンダ: 神様はご自分の創造物を楽しむ為にマヤを
創られたのです。もし神様がマヤを創らなかったら、どのようにしてご自分の
創造物を楽しむことが出来るでしょうか?

スワミジ、「デジャヴュ体験」について説明していただけますか?

スワミ・ヴィシュワナンダ: それは夢想状態ではありません。あなた達が
寝ている間、あなた達の意識は旅に出て、その印象を写真に撮ります。
そして日常生活で何か起きると、それを前に経験したと思うことがあります。
知性は映写機と同じで、全てを撮影します。そして何処かで受けた印象を
後世で呼び出すことさえ出来ます。知性は思考をしまって置く倉庫で、
全て起きるままにさせておきます。ですからあなた達は頭の中の考えに気を
付けないといけません。
これがデジャビュ、 印象です。人間の意識に限界はなく、これを
食い止める壁もありません。

黄金時代が私達の地上ではなく、何処か別の世界で起きるということも
ありますか?

スワミ・ヴィシュワナンダ: いいえ、ここで起きます。ヨーギーはサト・
ユガを回転しているので、何処にでも神様を見ます。物質的な人間は
破滅を怖れてカリ・ユガに止まっています。でもあなた達は今ここで黄金時代を
創らなければなりません。
黄金時代が来るのを待っていたら、今世埋めた骨さえ形を失くしてしまうでしょう。

どうしたらサトグルに対する完全な服従と献身を育てることが出来ますか?

スワミ・ヴィシュワナンダ: この状態に達する為には、自分の意志を捨てなければ
なりません。人々はいつも献身についてあれこれ言いますが、言っているだけです。
献身したかったら、とにかく試してご覧なさい。

あなたは私達にインドのマントラ、バジャン、儀式、神様の色々な形/姿等を
教えています。私にはあなたの周りの人達がインドの服装をしているのが
目に付きます。 私達は神様を実現するのに、西洋にいるのにもかかわらず、
インド風の生活を装わなければいけないのですか? 教えて下さい。

スワミ・ヴィシュワナンダ: これは私達の目的に対するある種の尊敬の気持を
表しています。 インドの服装をすることが大切なのではなく、良い服装を
することが大切なのです。それはこの道での成長を助けるでしょう。
何処にでもそれぞれ服装の秩序があります。教会、海岸、等々というように…

私達はどのようにして死んで行く人にその準備をさせてあげたら良いの
でしょう?
その人達は自分から死について話すのですが、どの宗教にも属さず、
死んだら全ては終わると信じています。

スワミ・ヴィシュワナンダ: その人達にこう言ってあげなさい。「そう、
あなたは死ぬでしょう。そしてあなたは死ぬことを承諾しないと、
死んだ後も苦しみます。でもあなたが承諾すれば、道は開かれます」
魂は不死身であることを話して、死に対する怖れを取り除いてあげなさい。


誰が軍備競争をやめるでしょうか?

スワミ・ヴィシュワナンダ: 理解し合った時に終わるでしょう。