2015年3月18日水曜日

ヴリンダーヴァン巡礼 第5日目


“ヴリンダーヴァンの大地では
あなたのプライドが浄化されます。
エゴが洗い落されるのです。
あなたが謙虚であればあるほど
より主があなたに解き明かされていくのです。
-シュリ・スワミ・ヴィシュワナンダ

-ゴーラ・プールニマ

ヴリンダーヴァンで行うゴーラ・プールニマのお祭りは、最高に楽しい一日でした。
チャイタニヤ・マハプラブの生誕を記念して、3月に行われるお祭りです。
16世紀のヒンドゥー経の僧であり、クリシュナ信仰の提唱者として有名でした。
“バクティ(献身)”ムーヴメントを大衆化し、“マハ・マントラ”の知名度を高めました。

(※マハ・マントラ : ハレ クリシュナ ハレ クリシュナ クリシュナ クリシュナ ハレ ハレ
ハレ ラーマ ハレ ラーマ ラーマ ラーマ ハレ ハレ)

お祭りはジーヴァ・インスティテュートの正門へと場所を移し
バクティ・マルガ流にホーリーのお祝いをしました。
写真を見れば一目瞭然でしょう。









-ヤムナー川

ホーリーをお祝いした後は、ヤムナー川へ遊覧しに行きました。
ボートを借り、キルタンを歌いながら船旅を楽しみました。
クリシュナは若い時期のほとんどを、このヤムナー川の川岸で過ごしました。
フルートを演奏したり、ラーダーやゴーピーたちと遊んでいました。
世界で最も神聖な川の一つとされています。


-ニディヴァン

ヤムナー川の次はニディヴァンへと向かいました。
以下はニディヴァンに関するスワミジのコメントです。

“ニディヴァンはクリシュナがラス・リーラを行った場所です。
それは実は今もまだ行われているのです。
夜になると庭園で・・・。でも誰も庭園に夜まで居座ることはできません。
動物ですらです。
同じく主のリーラは、ヴリンダーヴァンの至るところでも
今も起こり続けているのです。”


ラーサ・リーラとは、クリシュナのフルートの音に惹かれたヴリンダーヴァンのゴーピーたちが
家をこっそり抜け出し森へ行き、クリシュナとダンスをした出来事です。
バクティの伝統では、このラーサ・リーラは
人が人生で味わうことのできる至上の至福とみなされています。
俗世間で人間同士が感じる恋愛的な愛情は、魂の神に対する根源的な愛が
単にレベルを落とし幻覚的に映し出されたものとされています。
クリシュナは、ゴーピーたちとラーサ・リーラを毎日行っていると信じられています。
5000年経った今日においてもです。

夜はゴーラ・プールニマをダンスとキルタンでお祝いしました。
私たちの内なる主への愛を気付かせてくれるスワミの力は驚異的です。
キルタンを聞き、神の御名を楽しむことができるのは、恩寵によるものです。
ほとんどの人はキルタンを聞いたとき
霊的なレヴェルにおいてその恩恵を受けているのは事実ですが
それに気付くことができる人は少ないのです。
スワミの恩寵によってのみ、私たちは主の御名を聞き、楽しむことができるのです。
彼はまさに#愛の王様です。