2019年3月11日月曜日

スワミニ・ダヤマティのスピーチをご紹介いたします。


先日ドイツのアシュラムで行われたダルシャンでの、スワミニのスピーチです。滞在中のドイツから送ってくださいました。



ジャイ・グル・デーヴ!
新しい方々にお伝えします。
私の名はスワミニ・ダヤマティです。
ダヤマティとは慈しみの心、思いやりの気持ちを言います。
またはカルナ、向こうに座っているスワミニ・カルナと同じです。
私たちが祈る「ヘエ・クリシュナ・カルナ・スィンドゥ…」と同じ言葉です。
皆さん、ご存知ですね?
私はバクティ・マルガ・ジャパンの責任者です。

昨年の10月にグルジが日本へ来られました。
その時、私たちは大勢で飛行場へお迎えに行きました。
私たちは皆グルジのポスターを手に持って、ナーラーヤナを歌いました。
周りの人たちは皆何事が起こったのかという表情で見ていました。
そしてグルジが出て来ると、私たちは(もちろん日本語で)
「わー! キャー!」とまるで子供のように叫び声をあげました。
とても面白かったです。
ある人たちにとって、グルジはスターのようです。
いけませんか? 私は構わないと思いますけれど。
神様も空に輝く星、スターです。
そして神様は時々、人間の身体の中で輝く星、スターになります。

日本では、私は第一にいろいろなコースをしています。
バガヴァッド・ギーター、グル・ギーター、ディヴォーティなどのコースです。
最近ではいろいろな人が話をしたり、質問をしたりしに来るようになりました。

ほとんどの人が、自分は充分ではない、という同じ悩みを抱いているようです。
これは悲しいことですが、事実です。
彼らは皆自分の神性、神のごとき本質を忘れてしまっているからです。
これは世界中どこへ行っても同じです。

それから他にもまだ問題があります。
それは彼らの言う「私たちはディヴォーティになりたいのだけれど、肉を食べないとは言えません」というものです。
そこで私は訊きます。
「なぜですか?あなた達は他人の言うことなど気にする必要はないではありませんか!」
すると彼らは言います。
「日本ではあなたが言うようには行きません」
私は仕方なく「そうですか。それではフォロワーとして止まってください」と答えます。
でも彼らに自分たちを変える何らかの可能性が見えると、私は言います。
「あなたがサットグルに会うために今世生まれて来たのは、本当に大きな恩恵です。あなたが再びこのようなチャンスにめぐり合うのは、多分何千年も先のことでしょう。今あなたは何という幸運とチャンスに恵まれていることでしょう!」

日本にはいくつかのバジャン・グループができました。
私はとても感謝しています。
少し前にあるグループのリーダーがこう言いました。
「これからは主に若いパワフルな歌い手を集めて、シュリ・ピタ・ニラヤやモーリシャスのようなグループを作っていきたい」
これは私にはとてもよくわかります。
生涯働けるだけ働いて、やっと時間ができて集まって来る人たちは、もう若くはなくて当然だし、だんだん声も出なくなり、勢いも衰えてきます。
私自身、自分の年を考えると、もう76歳になり、若いグループに属せるとは言えません。
でも中には年はとってもまだまだ歌いたい、そして若いグループを作るというアイデアを歓迎しない人たちもいるのを見て、
「それでは60歳以上の人たちのグループを作りましょう。私はサラスワティ女神の神社があるこの地に因んで、また私たちにスタジオを提供してくれるブラフマチャリ・ヴァグデヴィ (サラスワティの名の一つ)の名を借りて『サラスワティ』と名付けます」
と言って、シニアのバジャン・グループをスタートしました。
このグループに来る人たちは、お互いに大いに楽しんでやっています。

私はこれ以外の時間はすべて翻訳に捧げています。
気が散ることもなく、一番よく仕事ができるのはベルリンです。
私は自分の人生がこれからどう展開していくか、見守っていきたいと思っています。
私たちのグループに来る人たちは増え、私の仕事も日に日に忙しくなってきています。
皆さん、ありがとうございます。

ジャイ・グル・デーヴ  

スワミニ・ダヤマティ