2015年9月4日金曜日

アートマ・クリヤ・リトリート



2015年の8月10日~14日、シュリー・ピータ・ニラヤへ
世界中の帰依者、アートマ・クリヤ・ヨーガ(以下AKY)のサーダカを集めAKYリトリートを行いました。
実践にさらなる磨きをかけ、深めていくことに興味のある人々が世界中から集まりました。
アシュラムのAKYティーチャーたちが、帰依者たちを実践に集中させるための
エクサイティングで集中的なプランを練って来ました。

実践を新たなレヴェルへ


このリトリートは、私たちをテクニックの領域を超え
AKYの実践に生まれ備わった愛と献身を経験させるためにデザインされました。
9形態のバクティがAKYのテクニックに組み込まれています。
したがってマインドと肉体に益をもたらすだけでなく、
日を追うごとに私たちの精神まで雄たけびを上げていきました。

AKYとは礼拝であり、私たちに神との親密な会話を可能とさせてくれます。
私たちは単に実践しているわけではなく1つ1つの呼吸、鼓動のたびに神へ捧げ物をしている
という気付きを持ちながら個々の講義と実践が行われました。

経験を深め、自分の実習に集中するために、
ワークショップ外の活動において沈黙を守るようグルジから提案がありました。
食事は沈黙のつけ合わせとともにサーブされ、
サーダカたちは瞑想で得たエネルギーと食事の両方を消化しました。

1日は早朝からスタートしました。

個別のAKYテクニックの実習に移る前に、
マハ・アヴァター・ババジのバージョンのハタ・ヨーガの太陽礼拝である
ババジのスリヤ・ナマスカールをアシュラムの中庭にて行いました。

単なる実習だけでなく、各のポーズの隠された意味も説明されました。

ハートを頭の上で捧げたり、神の前にひれ伏したりといった意味があり、
個々のポーズは神に至るためのものであることを教わりました。
AKYに対する理解がさらに深まり、熟達者と一緒に実践することの恩恵を感じれた時間でした。

ジャパはAKYの土台であり頂きです。

このリトリートにおいてもそれが浮き彫りとなりました。
神の御名は神そのものと違いありません。
したがって、それを唱えることができるのは神の恩寵によるものです。
果てしなく大切にされるべき貴重なギフトです。
“OM NAMO NARAYANAYA(オーム ナモー ナーラ.ーヤナ.ーヤ)”の
マントラの祝福を受けそれを唱える人々は、グルジとババジからさらなる祝福を受け、
彼らは一息たびにあなたの(ネガティブな)カルマを取り除きにやってきます。
何よりも神の御名を楽しんで唱えることが大切です。
偉大なるマントラ“オーム ナモー ナーラーヤナーヤ”との関係を深めるため
私たちは毎日ジャパウォーク(パリクラム)を行いました。
隣村や自然の中を歩き、沈黙の祈りによって周囲の霊的に高めて回りました。

アシュラムに戻るといくつかのグループに分かれて

交代しながらいろいろなコースを受けました。
AKYのテクニックに磨きをかけるための上級の復習クラスを受け、
音楽のレッスンを通してナーダ・ヨーガ(音のヨーガ)の世界を掘り下げ、
グル・プージャのやり方も学び、伝統的なインド舞踊も習いました。
AKYの復習により、実践をさらに鮮明に体得するための微妙な調整をできたことは素晴らしい経験でした。

歌のクラスにおいては、詠唱を体全体で表現する方法、

1つ1つのバジャンを神への愛と献身の捧げものとする方法を学びました。
グル・クリパ(マスターの恩寵)の講義では、真剣にサーダナに取り組むことの重要性を教わり、
グル・プージャでの指導は、グルジが私たちために行ってくれているすべてのことに感謝する助けとなりました。
またこれらは、すべてのことを可能としてくれている彼との個人的関係を深めてくれました。



グルジの金曜のとても深遠で、深く心を打つもので、

AKYが人生にもたらす巨大な祝福をほんの少し垣間見ることができました。
人間がバクティを通して古い在り方から新しい在り方へと移行するのを助けるため
歴史のこの時点においてマハ・アヴァター・ババジが世界に送ったこのギフトについて語りました。
クリヤがどのようにマインドのパターンを破壊するのに役立つかについて話してくれました。
それにより意識の焦点は外界から内なる現実へと向かい、最終的には至高なる実在へと向かいます。
クリヤは祈りであるということを何度も繰り返し、
愛をもって行われる実習は霊性の道のさらに先へ導いてくれることを再認識させてくれました。
サーダナとは私たちが神の恩寵を受け取る準備を整えるためのものです。
伝授とはそれを今生で成就させるための種を植え付けるようなものです。
しかし私たち自身に与えられた役割を行うかどうかは自分たちにかかっています。
あなたがサットグルから受け取る伝授は、お金では決して買えない最も偉大な宝です。


毎日参加者は集まってハタ・ヨガとアートマ・クリヤ・ヨーガのフル・セットを行いました。
参加者全員が一緒になって密度の濃い実習をする様は素晴らしいものです。
ハタ・ヨガのアーサナの1つ
そうです!ナーダ・クリヤだって一緒にやります。


上級の復習講座を行ったシャンディリヤ・アーナンダ。
プージャのやり方を教えるパールタ
歌のレッスン。参加者はバジャンに親しみました。
リード・ミュージシャンからの言葉

参加者はダンスコースを受講でき、

献身的な踊りや演劇に対する深い理解へと繋がりました。
ダンスの形態、歴史的考察、象徴的意味、霊性の道との繋がりを教わりました。

歌のレッスンにおいては、声を出すこととハートを開くことをスピリチュアルな観点から解説し、

歌いながらどのように神を呼び、いかに自然に最高の声を出せるかについて学びました。
コースは大成功を収めました。

ダンスコースは毎日終えるのが難しかったです。

というのも皆キルタンとバクティを楽しんで踊りを止めなかったからです。

ダンス講師からの言葉


この講座は当初のねらいとは異なった果実を生みました。

自分たちの方が熟知していて、より高いスタンダードを心得ていると思いこみ人々に踊り方を教えいました。



しかしそれは正しくありませんでした。

私たちは何ら変わりがないことを気づかされました。
人より優雅な身のこなしができ、テクニックを習ったことがあるからと言っても
それはある程度までしか伝えることはできません。
私は自分のしていることの力を固く信じています。
そしてこのダンスへの愛を参加者へ移すことができたように感じます。



人々が私の信じる愛、私がダンスに感じている愛と繋がっているのが分かりました。

また、参加者のダンスはただ楽しむためだけのものという誤った考え方を正せた点も良かったです。
スピリチュアリティーや献身とダンスの繋がりなど全く知りませんでしたから。
でもこうして今回すべてのことがスピリチュアルになるという経験をすることができたのです。

ダンスは非常に奥が深く、その本質はバクティです。

参加者が肉体へ縛り付けている個を脱ぎ捨てていく様、
彼ら、そして私たちが1つ1つの動きから自分自身を解放していく様を見れたのは特別な経験でした。
私たち講師とともにその道がスタートしました。
とはいっても究極的に言えばすべては1つの同じ道の上にいます。
前進し、1つ1つの瞬間をもっともっと愛せるようにために、私たちは家族としてともに協力し合っているのです。


喜びの中夢中になってギリダーリジの周りを踊る面々。
ある参加者の感想

「今ちょうどアートマ・クリヤ・リトリートが終わったところですが、

とても素晴らしい体験でした。
参加者全員が一緒になって実習をした時に生み出されたエネルギー、
過ごした楽しい時間、愛と恩寵に触れた時の涙の出るような感動、
そしてサプライズでダルシャンを私たちに与え、マハ・アヴァター・ババジ・ヤグナやサットサングも行ってくれた
シュリ・スワミ・ヴィシュワナンダの祝福と恩寵。
言葉では表現できないほどの祝福であり、とても深く心に沁み入りました。」

週の後半、グルジは国ごとにグループ分けされたサーダカたちに

プライベート・サットサングを開いてくれました。
非常にたくさんの参加者がいたにもかかわらず全員と会いその質問に答えていった
シュリ・スワミ・ヴィシュワナンダの姿はとても美しかったです。
全員と会ったため2日間も要しました。


南アフリカの帰依者と話すスワミジ
ドイツとオーストリアへのサットサングは
彼の部屋のバルコニーから話してくれました。
屋外のバジャン・カフェでサット・サングを受けたグループも。
この週に起きた最も素晴らしい出来事は何といってもダルシャンでしょう。
シュプリンゲンで初めて、屋外でのダルシャンが行われました。
とても素晴らしい景色を見ながらでした。
グルジからは一風変わったリクエストがあり、
バクティ・サウンズがシュトットラムを詠唱する一方、
参加者は「オーム ナモー ナーラーヤナーヤ」を絶えず唱え続けました。

※シュトットラムは神を讃えるサンスクリットの言葉。祈り、歌、詩、文言など。







ダルシャンの最中のヴェーダやプラーナの詠唱の様子。
ヴィシュヌ・サハシュラナーム、グル・ギータ、ラリタ・シュークタムなど。



ダルシャンの翌日、アートマ・クリヤ・リトリートの締めくくりは、参加者も一緒に行った素晴らしいヤグナでした。

マハアヴァター・ババジに捧げられたこのヤグナで、
クリヤ・サーダカたちはマハアヴァターの恩寵に感謝を伝えることができました。

とてもパワフルなヤグナであり、クンドの前では素晴らしい経験したと多くの人が語っていました。

まるで集中した特訓と神への意識を保ち続けた1週間の御褒美として
ヤグナが満足のいく締めくくりを与えてくれたようでした。

ある参加者は「この時間が永遠に続けば良いのにと願っていた。」と言っていました。

リトリートで生み出された高いエネルギーが散らないようヤグナが封じてくれたと言っている人もいました。











何人かの参加者はテクニックに対する認識の深まりを感じていました。
多くの人が言っていたのは、シャクティパット(伝授)によって受ける恩寵だけでなく、」
実際のテクニックが持つ恩寵を理解し始めているようでした。
テクニックが肉体的、精神的、霊的に及ぼす効果が
バクティの道におけるツールとして、そしてサーダナとしてのアートマ・クリヤ・ヨーガに
ひたむきに取り組んでいく姿勢を強めてくれました。

「アートマ・クリヤ・ヨーガを他人に話す際に
単なるテクニックではないこと、霊性の道にいる目的まで伝えるための土台を築くことができました。
これは山頂であり道のりです。
今回アートマ・クリヤ・ヨーガとの関係を変化させることができました。
自分の中の奥深くまで入っていくことができ、
私は他人にそれを伝えることができるようになりました。」




The whole week inspired a new-found motivation and devotion to the sadhana.


この一週間にサーダナへの新たな動機と献身を呼び起こしてくれました。



参加者の体験談

ニューヨークから来たサーダカの言葉:

Q:リトリートには何を期待していましたか?


A:特に何も期待はしていませんでした。でもどれほど期待してもそれを上回る経験ができる

と思っていました。

Q:あなたにとってアートマ・クリヤ・ヨーガ・リトリートの一番印象に残っている点は?


それはグルジです。グルジと最初に触れ合えたのはリトリート第2日目でした。この数ヶ月ずっと彼をハートに感じていました。朝の祈りに彼が来て私たちと一緒に歌ってくれたのは特別な時間でした。私はそこで彼に数ヶ月の間ずっと彼を感じていたこと、どれほど彼が愛しい存在であるかを告げることができました。彼は私の手を握り、私の全身、特にハートに神聖なエネルギーが行き渡るのを感じました。


ダルシャンはとても素晴らしかったです。ああして神のエネルギーを感じれることで、過去にあなたの経験してきた彼と過ごしてきた特別な瞬間が再び今この瞬間に息を吹き返すのですから。

彼と一緒にいると持つようになる特別な感覚です。

マハアヴァター・ババジのヤグナは間違いなくとても特別でした。

あなたは現実の世界でアートマ・クリヤをやる感覚はなくなっていくでしょう。
シュリ・スワミ・ヴィシュワナンダはババジの弟子であり、
あなたはババジの存在に包まれクリヤを行うようになります。

ドイツ人のサーダカの言葉:


Q:ヤグナはどうでしたか?


A:この夏はシュリー・ピータ・ニラヤに長い期間過ごすことができました。

彼の存在をこれほどたくさん享受できて幸せです。

正直に言って、今まで過ごしたお陰でエネルギー的に非常に上昇しています。

中でもヤグナは強力でした。
特に私たちが実習で培ったエネルギーをヤグナが内側に封印してくれました。
私たちが家に帰った後、この1週間で築いたエネルギーが間違いなく他人に影響を及ぼすことが分かります。

そしてそれがグルジの目的だったように思います。

私たちのエネルギー、つまりは彼のエネルギーの影響力を使って人々に手を差し伸べていくことです。

アートマ・クリヤ・ヨーガをよりたくさんの人が行うほど、そこで発生するスピリチュアルなパワーは増大します。

これを感じたのは参加者だけではありません。レジデント(居住者)の人々も実習によって発生した一体感や平和の感覚に気づいていました。

1週間に及んだアートマ・クリヤ・ヨーガの実習の後、

アシュラム全体は独特な甘さと調和に満ちていました。
愛と献身によってアートマ・クリヤ・ヨーガの1つ1つのテクニックを行うとき
人は神実現へと至るための準備を完全に整えることができます。
シュリ・スワミ・ヴィシュワナンダが与えてくれるこの機会は、間違いなく類まれでこの世界を超越しています。
アートマ・クリヤ・ヨーガ・リトリートは人生の目的を成就するために
シュリ・スワミ・ヴィシュワナンダが私たちの霊性の道に与えてくれている素晴らしきツールの1つです。

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