2015年12月1日火曜日

不滅のヨギ: マハヴァター・ババジ


人類の歴史を通じて、雪に覆われたインドの聖なる山脈ヒマラヤは、不滅の存在たちの住居とされています。ヒマラヤの山々がそびえ立つ地域は、肉体を纏った光である存在の、永遠なる若き御姿とその精神、つまりはジャガドグル・マハ・アヴァター・ババジの、物質面における住居とされています。

何世紀にもわたり、遥かにそれ以上かもしれせんが、多くの人々がババジに出会ってきました。多くの御名で呼ばれますが、今日最も有名なのは、“ジャガドグル・マハ・アヴァター・ババジ”や“不滅の教師”という呼ばれ方です。“マハ”は”偉大な”、“アヴァター”は“神の肉体への降下”を意味します。それがマハ・アヴァター・ババジは、“崇めるべき父”、“不滅”とは、“永遠に生き続ける”という意味です。“ジャガドグル”は、“世界のグル”という意味です。それゆえ彼は、世界の教師、不滅のジャガドグル・マハ・アヴァター・ババジです。



ババジのすべての御姿は、ババジの意のままに訪れ去っていきます。遠い昔から人々は“一見肉体のように見える”彼のエーテル体とコンタクトしてきました。その他にも、夢、ヴィジョン、瞑想などにおいて彼と繋がった人々もいます。ババジのこのような数多くの御姿は、彼の神聖な特質を表すもので、彼は常に、自分と対面した人々へ多くの祝福と教えを授けています。実のところ、いつであれババジの御名が敬意を込めて発せられる時、その人はたちまち霊的な祝福を受け取ると言われています。

ババジの使命の1つは、神との一体の実現を目指している人類が、それぞれの魂の速度に応じて進化していく手助けをすることです。彼は人類に、肉体に宿る神性を垣間見せ、人類が持つマーヤ(幻想)から不滅の神へと変容する可能性の実例を、意識的に示しています。それはババジが何世紀にも渡って実証してきたことです。彼は、神と人類との永遠の架け橋です。.


マハアヴァターは、よくインドやヒンドゥー教と結びつけられますが、彼は不滅の普遍的存在であり、特定の1つの伝統、宗教、国、人種、信条に属しているわけではありません。彼はすべての霊的伝統、すべての創造、すべての意識を、大いなる1つとして無条件に抱擁しています。

ババジは神聖なる普遍的存在、言わば完成への道における人類の進化過程に存在する“兄”です。彼の偉大さは、主に3つの特性によって特徴づけられます:とてつもない愛、驚くべき謙虚さ、測り知れない深遠さです。この世界での生存と幸福の課題に対処する窮状にある人間性に対し、彼は深い理解を持っています。彼の教えはいつでも、現実的な実用性と、現代の社会では極まれにしか見られない深く関与した姿勢を備えています。純粋さ、謙虚さ、愛、プラグマティズム(実用主義)のダイナミックな融合です。

ババジに関する最も有名な事実の1つは、19世紀の終わり、長く忘れ去られていたクリヤ・ヨーガの行法を、彼が弟子のラヒリ・マハシャヤへ伝えたことです。その時から時代は大きく変化したため、マハヴァター・ババジは現代のための新しい形態のクリヤ・ヨーガ、アートマ・クリヤ・ヨーガを、シュリ・スワミ・ヴィシュワナンダを介して伝えました。ババジはアートマ・クリヤ・ヨーガについて何度も言及し、このヨーガ・テクニックを学び実践できる人は、どれほど祝福された存在かを語っています。


「あなたが座って瞑想し、しばらくの間、時間がしばらく止まる時、あなたはどれほど自由を感じることでしょう。あなたが肉体のチャクラを浄化し、全体性へと調和させる時、平安が降りてきます。アートマ・クリヤ・ヨーガのテクニックを熱心に行うことで、頭頂のチャクラは自ずと開きます。神はサハスラーラ(頭頂のチャクラ)の中央に座りながら、解放されるのを待っています。そうすれば、アートマ・クリヤ・ヨーガを実践する者の魂は、肉体の中と外を自由に飛び交うようになります。それがアートマ・クリヤ・ヨーガの頂点の栄光です;熱心な愛のこもった実践により、あなたは永遠へと続く扉を、頭頂のチャクラ、サハスラーラから開きます。」-マハヴァター・ババジ

アートマ・クリヤ・ヨーガは誰でも習えます。どの霊的伝統を持った人であろうと関係ありません。なぜならアートマ・クリヤの目的は、神である愛を経験することだからです。

アートマ・クリヤ・ヨーガに欠かせない要素は、生徒が受け取るシャクティパット・イニシエーション(伝授)です。アートマ・クリヤ・ヨーガに莫大なパワーを与えているのは、まさにこのシャクティパットです。要はこのシャクティパット・イニシエーションとは、神の無限の愛を、入門者の有限の肉体へと注ぎ込むことを言います。これが、シュリ・スワミ・ヴィシュワナンダとマハー・アヴァター・ババジが持つのと同じ普遍的愛を、人が手に入れるための鍵となります。アートマ・クリヤ・ヨーガが世界に伝えられたのは、人類のレベルを高め、1つ1つの行為の中に、人生の豊かさを経験させるためです。 ババジが自身の存在を世界に知らしめ、アートマ・クリヤ・ヨーガを伝えた目的は、人が永遠に愛で満たされ、永遠に神との永続的交流に浸るためです。


「私は偉大なるヒマラヤのババジです。ヒマラヤは愛、献身、信頼、そして途絶えることのない、神の一体の意思の監視者としてそびえ立つ、インドの聖なる山脈です。偉大なるヒマラヤ山脈が、人類のための霊的監視者として、時を越えて立ち続けている傍ら、私からの支援の申し出も、永遠に抜け目ないのです。私は真剣にあなたに問います:“準備はできているか?”」-マハヴァター・ババジ

アートマ・クリヤ・ヨーガについてさらに知りたい方は、こちらから:

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オーム・チャンティング開催のお知らせ
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シュリ・クリパーネーシュワルナート・マンディル建設募金のお願い
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